- 期間
- 平成29年11月21日(火)〜平成30年3月18日(日)
- 会場
- 2階企画展コーナー
- 観覧料
- 無料
海苔養殖は江戸時代に品川から大森の沿岸部で盛んになったとされています。そして、その技術は全国各地に伝わり、新たな海苔生産地の開拓に大きな影響を与えました。しかし、港湾整備計画や漁場環境の悪化などの様々な理由から、昭和37年に漁業権放棄が決定し、翌38年の春に最後の海苔採りを行い、約300年にわたる大田区の海苔養殖の歴史は幕を閉じることとなりました。
海苔の収穫時期は11月から3月という短い期間ですが、その他の時期には、養殖道具の手入れや漁場の整備など様々な作業が行われていました。
そこで今回の企画展では、昭和10〜30年代に撮影された写真のパネルを展示し、海苔養殖作業の様子を紹介します。展示を通じて海苔養殖の一年の流れや当時の風景をご覧いただき、かつて大田区の一大産業であった海苔養殖に想いを馳せていただければと思います。