- 期間
- 平成29年4月18日(火)〜7月17日(月祝)
- 会場
- 2階企画展コーナー
- 観覧料
- 無料
海苔生産は、一年を通して体を使う厳しい作業でした。夏は暑さの中のヨシ刈り、秋は船一杯に支柱や網を乗せて漁場準備、冬は寒風の吹く海上での海苔採りなどが続きました。
そのような作業をする時には、体を保護したり、汚れを防いだりするために、ボータやコテッポ、前掛けなどの仕事着を身につけていました。また、防寒にも日よけにもなる手ぬぐい、防寒のボロテといった布製品なども作業に合わせて使い分けていました。それらには、作業を行うのに適した工夫が施されています。
本展示では、当館所蔵の国指定重要有形民俗文化財、及び元海苔生産者から寄贈された資料を中心に、上着をはじめとする仕事着や作業用の布製品を紹介いたします。展示品を通じて、作業を支えた仕事着の工夫、重労働であった海苔生産について、改めて知る機会となれば幸いです。