- 期間
- 平成28年4月19日(火)〜7月18日(月祝)
- 会場
- 2階企画展コーナー
- 観覧料
- 無料
大森麦わら細工は江戸時代の中頃から大森村で作られ始めたと言われています。大森村には多くの人々が行き交う東海道が通い、麦わら細工は海苔とともに旅の土産として親しまれるようになりました。しかし明治に入り、鉄道へと人の流れが変わると販路を失い、昭和には職人が途絶えて、その存在は長らく忘れ去られていました。
その後、平成11年に大田区立郷土博物館で開催された特別展「麦わら細工の輝き」で再び多くの人の目に留まることとなりました。そして、その翌年に発足した「大森麦わら細工の会」の活動を通じて、大森麦わら細工の技術が復活しました。現在も技法を復元しながらの創作活動や、体験教室など意欲的に麦わら細工の魅力を伝える活動をしています。
本企画展では、会員の皆さんがデザインを凝らした作品の数々を展示致します。染色した麦を用い、巧みな技術で作られた作品はまばゆい輝きを帯びています。
作品の美しさ、そしてそこに込められた先人の知恵・工夫をお楽しみください。
企画展開催にあたりまして、ご協力頂きました「大森麦わら細工の会」には厚く御礼申し上げます。
なお、展示品保護のため、会期中に展示替えを行います。
(1)「麦わら張り細工体験」
小箱に麦わらを張りつけて、自由な作品を作る体験をします。
指導:大森麦わら細工の会
日程 | 平成28年4月24日(日) 13:00〜16:00 |
会場 | 当館 2階講座室 |
対象 | 小学3年生以上大人まで |
定員 | 各先着20名 |
参加費 | 400円(材料費) |
持ち物 | ハサミ |
受付 | 終了しました |
(2)講演会「大森麦わら細工の魅力」
資料映像を見ながら、大森麦わら細工の歴史やその魅力について解説します。
講師:大田区立郷土博物館 藤塚悦司学芸員
日程 | 平成28年5月21日(土) 13:30〜15:30 |
会場 | 当館 2階講座室 |
対象 | どなたでも |
定員 | 各先着50 名 |
参加費 | 無料 |
受付 | 終了しました |